Withlete代表のブログ

~福岡で陸上を愛する全てのランナーを繋げたい~

多くの中学生ランナーたちへ

はじめまして。
福岡で陸上を続けながら、中学生の陸上を教えさせてもらってる大学生ランナーです。
は、なんで4年なのに23歳なん?って思うのが普通ですよね。
僕は、高校を卒業して2年間、大学受験のために浪人しました。
4月生まれだったら、もう24歳なので3月に産んでくれた母に感謝です(笑)

僕は、小学校1年生の時、地元の陸上クラブに入ったことがきっかけで陸上に出会いました。もともとは、極度の運動音痴で、幼稚園のマラソン大会の年中は、ビリから2番目だったのを覚えています。
陸上クラブに入ったのは、一つ上の兄が先に陸上クラブに入っていて、そのマネをしたかったからだと思います。小学生にならないと入ってはいけないルールだったので、幼稚園の時は、早く入りたいと言って泣いてばかりでした。脚はすごく遅かったのに(笑)

いざ、陸上クラブに入ると、みんな監督のことを”おいちゃん”と呼び、さらにタメ口なんですね。「は、先生って呼べよ、失礼やな」と思いながら、初めの1か月くらいはちゃんと、”先生”と呼んでいましたが、環境って怖いですよ。いつのまにか、タメ口&おいちゃんでした。。。

でも、練習の時はみんな真面目に走るんですよね。
おいちゃんは、毎日練習に来てくれて、やかましい僕たちにも真剣に向き合って、走ることの面白さを教えてくれました。
やはり、心のどこかにおいちゃんへのリスペクトがあったのでしょう。
そんな環境で、切磋琢磨し、平日の夜は毎日陸友会で走り続けました。

僕が、陸上を今も続けているのは、走ることは”きつい”、”苦しい”ことだけどそれ以上に、速くなることの楽しさを教わった小学生の時があったからです。

多くの子は中学、高校から陸上競技を始めるでしょう。
みんな、陸上競技は楽しいですか?
僕は、長距離をやっていますが、今、本当に心の底から楽しいと言えます。
9割9分きついですけど。

15年間陸上をやってくると、全く記録が伸びない時期もたくさんありました。
特に、高校3年間なんて、一番陸上に時間を費やしたのに、全く記録が伸びませんでした。成長期なのに...
この時の僕ほど、陸上を嫌いになった人はいないのではないかと思うくらい毎日が楽しくありませんでした。

記録が伸びないから楽しくない、というよりも、頑張っているのに伸びなかったからなんですね。
正確に言えば、頑張っている”感”はあるのに、記録が伸びなかった。
これほど面白くないことはなかったですよ。

でも、今思えば、これにはちゃんとした理由がありました。
この時の僕は、ただただ「頑張っている自分」に満足してしまったんです。
伸びない伸びないと焦って、誰よりも練習する。
その頑張り方の方向が、完全にマイナスに向かっていました。
そして、度重なる故障。。。
こうして、僕の陸上への情熱はいったん冷めてしまいました。

それから、新たな目標を見つけて、たくさん勉強をして、大学へ入学しました。
大学に合格した春休みの期間、ダイエットがてら、陸上クラブでジョギングをしていると、小学生の頃を思い出し、なぜかもう一回走ろうかなと思ったんですね。

そして、大学で様々な考え方を持つ人に出会いました。
これまでは考えもしなかったような陸上競技に対する取り組み方やトレーニング理論を知り、そして競技以外でも、絶対マネできない量の努力を継続する素晴らしい人たちに出会いました。

これでもか、というほど陸上競技、あるいは走ることが好きな人たちに出会いました。

 

僕自身、たくさん失敗をしてきた経験と、みんなから教わったことを基に、試行錯誤しながら競技に取り組み、今も記録を伸ばしています。

 

そして、ある出会いから、中学生の指導をさせてもらう機会を得ることもできました。
中学生の、熱心に競技に取り組む姿勢は、衝撃的で、刺激的で、僕の競技にも大きなプラスの影響を与えてくれています。

しかし、時に、高校時代の自分を見ているかのような中学生を目にすることもありました。
中学生のうちから、走ることが「楽しい」ことではなく、「義務」になってしまっている子、泣きながら練習する子。そして、伸び悩んでいるけど、何をすればいいのか分からない子。

これを見て、僕の経験や考え方、練習の仕方などを発信することで、もっと前向きに陸上競技に取り組める子を増やしたいと感じました。

 

僕自身、中学時代は専門の先生がいたわけではなかったので、自分で練習メニューを考えることもあり、インターネットや本で様々な情報を得ようとしました。

しかし、どこかスマート過ぎる練習法だったり、目的が分からないメニューが載っていたり、どこか納得のいかないまま、それをマネしてみたりの繰り返しでした。

 

当時の僕は、全国レベルだけではなく、もっと自分に近いレベルの選手がやっていることを知りたかった。もし、同じような考えで、ネットサーフィンを続けている中学生もいるはずです。

 

そこで、僕が中学校1年生から3年生の時にやっていた練習(中1:800m2'18、1500m4'36、3000m10'00、中2:800m2'14、1500m4'28、3000m10'08、中3:800m2'04、1500m4'19、3000m9'26)を基に、今だからこそいえる良かった点、改善点などを書いていこうと考えています。

 

僕の中1の練習が出来れば、女の子は全国大会に出場できる可能性があります。

僕の中2の練習が出来れば、男の子は通信陸上に出場できるかどうか、女の子は全国大会に確実に出場でき、1500mでは上位に入れます。

僕の中3の練習が出来れば、男の子は県大会に出場でき、800mであれば、少し改善すれば全国大会に出場できます。女の子であれば、800m、1500mであれば全国チャンピオンかな?

 

僕が路頭に迷ったときに行ったデタラメな練習も、恥ずかしいですが隠さずに公開していくつもりです。

 

そして、僕が陸上やそれ以外で手に入れた多くの成功体験や失敗体験を通して、たどり着いた競技への考え方を読んでもらって、少しでも心が軽くなる子がいたり、逆に反面教師にして同じ失敗をしないようにしようと思ってくれる子がいたら、嬉しいです。

 

 

みんなで練習が出来ないこのような状況ですが、たくさんの時間があるからこそ、知識を増やし、そして多くの考え方に触れてほしいです。

いずれ、思いっきり部活や試合で走れる時期が必ず来ます。

その時のために、たくさんの情報を得て、自分のものにしてください。

僕も出来る限りのことを、ここで発信します。