走るのを諦めた夏
ご無沙汰しております。
今日はほとんど走らなかった8月~9月上旬について書いていきます。(笑)
理想とかけ離れた夏
最近、朝晩はようやく涼しくなってきましたが、8月はあまりの暑さにほとんど走ることが出来ませんでした。
夏=走り込みのイメージが強い長距離の世界ですが、冷静になって考えてみると、1年間で1番走り込みに向いていない季節が夏だと思います。
私も例年夏は距離を踏むことに重点を置いてきたのですが、今年は諦めて軽い練習にすることにしました。
本心は、じっくり走りこんで脚作りをしたかったです。
なので、「夏の走り込みは意味がない」という記事と捉えられるのは私の考えに反します。
ただ、昨年から社会人になって、大きく変わったのは、
- 合宿に行けない
- 夏休みがない
という2点です。
夏に九重合宿に行けていた高校・大学時代は本当に恵まれていたなと改めて実感しています。
暑くても30℃の世界で走るのと、涼しくて30℃の世界で走るのとでは、身体が感じる負荷は全くレベルが違います。
今年の夏も朝6時に起きてジョグをしていたら、脈があり得ないくらい高く、30分走るのがやっとでした。
仕事で感じるストレスや疲労の蓄積ももちろん重なっているのでしょう。
夏に平地で仕事をしながら走りこむのは不可能だと感じ、8月は走れる時に30分程度走る、あるいは完全に休む日の方が多くなりました。
9月中旬からしっかりと練習を再開しましたが、走らなかったことに対しては大きな負の感情はありません。
むしろ、ポジティブな気持ちでいます。
ベストを作るよりも最悪のケースを回避する
私自身の経験や周りの多くのランナーを見て感じたことは、長距離選手は完璧主義者が多いということです。
良くも悪くも走ることに憑りつかれてしまい、ベストな練習計画に沿わないと気が済まない、という方。
めっちゃ気持ち分かります。
私も1週間の練習メニューを立てて、この日にポイント練習をして次の日は25kmのロング走!みたいに、1度決めたらずらすのも嫌なタイプだったので、よく分かります。
夏の距離走は頑張れる系の人間で、秋の記録会には疲れが出て全く結果を出せないことばかりでした。
夏に走りこんだ=秋に結果が出ないというのはあまりに短絡的ですが、自分でベストだと思ったプロセスが実際はそうではないことは多々あります。
練習の割に意外と走れたと感じたということは、ランナーなら何度も経験しているはずです。
走りこんだことが秋の結果に繋がる事例もたくさんあると思いますが、私がこの記事で書きたかったのは、「夏にそこまで走りこまなくても秋・冬で結果は残せるんじゃないか」という考え方です。
8月は休んで、9月で基礎体力戻して、10月に試合向けの練習やって、11月に試合で結果を出す、という流れでもいけるんじゃないか。
それがいけるなら、夏のクッソ暑い中、体調崩しかけながら走ることなんてないんじゃないか。
陸上に対してのめり込まなくなった自分の方が、もしかしたら速く走れるんじゃないか。
要は、夏に走りこむのはいつの試合の為?
どこで自己べストを出したいの?
その練習は何でやっているの?
という、試合に向けて絶対必要な「考える作業」をすっ飛ばして、「夏だから走りこむ!」というのは、ちょっともったいないと思います。
もしかしたら、もっと楽に速くなれるかもしれないし、そんな甘いものではないかもしれない。
でも、考える作業を止めて陸上に向き合うよりも考えながらやった方が、絶対楽しいし、何より心身ともに健康で競技に向き合えると思います。
なので、私が秋に結果を出せるかどうか、出なかったら鼻で笑ってほしいし、出せたら何で自分が自己ベストを出せたのかを冷静に分析して頂けたらと思います。
ま、まずは走ることをみんなで楽しみましょう!
今日も読んで頂き、ありがとうございました。