会社選びはほぼ運ゲー。
社会人になって1年半も経った。
いつの間にか10月になり、社会人2年目も後半を迎えようとしている。
この1年半に自分はどれだけ成長出来ただろうか。
やれることは全部やってこれた、と胸を張って言えるレベルにははるかに程遠い。
日々、仕事をする中で、目の前の仕事にいっぱいいっぱいになるあまり、今後のことなどをじっくり考える時間は、正直なかった。
目の前の仕事に熱中出来ているという言い方もあるかもしれないが、それはあまりにも美化し過ぎているし、何の結果も残していない今の現状に対しては、あまりにも恥ずかしい程だ。
ただ、今やっている仕事に対しては、「ある程度」やりがいを感じているし、毎日仕事をすることに対して、やる気を持っている時点で恵まれた環境にいるのは事実である。
会社選びなんて運ゲーだ。
社会人になって1年経つと、ちらほら「○○が辞めた」という噂が耳に入ってくる。
そういう話題にはあまり関心はないが、「唯将来に対するぼんやりとした不安」を抱える時期だと思う。
中には、「辞める」ことに重点が行き過ぎて、会社を辞める話しかしない人もいる。
人間関係の問題で今すぐ辞めたいという理由もいるだろうが、「辞める」という行為に対し、「自分はこの組織を達観した目で見ることが出来ている」となかば誇らしげに感じ、「おれは転職活動をしている」と自慢する者もいる。
※こういう人は案外辞めない。
自分とはあまり馴染めないタイプではあるが、ただ、一方で正しいと思うこともある。
なぜなら、会社に入ると、あまりにも自分ではコントロール出来ないことが多すぎるからだ。
いや、これは会社だけではなく、学生の部活でもそうかもしれない。
組織に入れば当たり前のことだろう。
そもそも、これだけ無限にある会社の中で、自分に100%合った会社を選ぶなど不可能であるし、その多くはハズレな選択である場合がほとんどだ。
就職活動でよほど熱を入れて会社を調べあげない限り、その会社の本当の姿など分からない。
事務職のように基本1日中同じ場所に座る仕事であれば、隣の人次第で居心地だって変わるだろう。
運ゲーである。
「社長でも誰でも○○さんと呼ぶ”さん付け”活動をしているアットホームな会社」を謳う会社は多い。
でも、本当に雰囲気の良い会社はわざわざそんな訳の分からない活動をしなくても、コミュニケーションは上手くいっているだろう。
上手くいってないからそういう活動をしているはずだ。
どんな環境でも存在感を示すこと
あれこれ考えていたらやはり自分に合う会社なんて選ぶことはほとんど出来ないし、簡単に組織風土や他人の考え方は変えることが出来ない。
そう考えると、やはり、確固たる自分を築くことにフォーカスしないといけないと思う。
社会人の大抵の悩みが、同じ職場の方との人間付き合いであるが、毎日飲み歩く必要は100%ないと思う。
飲むときは思いっきり飲んで楽しみたいが、そればかりになると気力や時間を吸い取られてしまい、本当にやらないといけないことに情熱を注げなくなる。
職場のイベント事があるのであれば、そういうのは大切にした方がいいと思う。
でも、自分の時間を確保することが、社会人にとって最重要課題であり、最大の難関である。
自分が尊敬する人の多くは、どんな環境であれ、必ず存在感がある。
変えられない環境に文句を言うことに労力を使わず、どんどん勉強していつの間にか遠くに行ってしまっている。
そんな姿勢に憧れるし、自分もそういう風になりたい。
最後にこれだけは言わせてくれ
珍しく、長々と真面目なことを書き綴ったが、会社選びに悩む方にこれだけは言わせてほしい。
通勤時間は極めて重要。
通勤時間も1つの労力である。
朝、自分の為に使える時間が大きく変わる。
運動も出来るし、勉強も出来る。
夜中の1時まで飲んでも7時間睡眠が取れる可能性を秘めている。
さあ、アットホームな会社より、職場に近い家に住もう!
※自分の場合、偶然近かっただけ。