Withlete代表のブログ

~福岡で陸上を愛する全てのランナーを繋げたい~

福岡では何をやってやろうか。

みなさんこんばんは!

 

先週末は弾丸で東京で行われたOTT(オトナのタイムトライアル)のボランティアをしてきました。

このブログを読んでらっしゃる多くの方々はすでにご存じかとは思いますが、知らない方は下の埋め込みをご覧ください。

 

otona-tt.com

 

ようやく行けたOTT

ジョギングを楽しむ方もガチで陸上競技に打ち込んでいる方も、そして運営に関わるボランティア全員が主役であるということがこのイベントの最大の魅力です。

 

コロナ禍になって公認試合が激減した2年程前から、全国で手作りレースがたくさん開催されるようになりました。私たちWithleteが開催した「FABPRO春の大運動会」もその1つです。

 

その中でもOTTは全国的にも知名度・注目度が高く、ランナーが1度は参加してみたい「お祭りレース」になっています。

 

私は1月に東京でレースに出場した際、九大時代のパイセンである古川さん(現:東大院(真偽不明))に「アスキにもOTTは1度見てほしい」とお声かけ頂き、2月のOTTに参加するため航空券を取っていました。

 

ところが、前日が大雪に見舞われ佐賀-羽田便がストップしてしまい、今回ようやく今回足を運ぶことが出来ました。

 

「どうせ金をかけてるだけだろ」と思っていたOTT

「OTTはEKIDEN NEWSさんの発信力で、有名なランナーがペースメーカーに加わりどんどん魅力的になってるし、とんでもない設備使ってるんだろうな。金があるから出来るんだろうな」なんて思っていました。

 

実際行ってみると決してそういうわけではないということが分かりました。

 

確かに音響設備やOTTののぼりみたいなのには多少お金がかかっているかもしれませんが、参加するランナーは「誰でも受け入れてくれる」このイベントに大きな魅力を感じているのだと気付きました。

 

現に福岡(あ、佐賀)から来たよそ者ボランティアが帰る時には「また来てね~!」と言ってくれるアットホームさがありました。

 

また、ボランティアが選手と同じようにイベントに参加できる雰囲気がありました。

 

ほとんどのイベントがボランティアは「影の立役者」になる中、OTTでは決して影ではない存在でした。

 

「誰でも参加できる」に一番近いイベント

全国で開催されているあらゆるイベントの多くは「誰でも参加できる」をうたい文句にしています。私たちもそれを理想としてユニークな種目を入れたりと知恵を絞っています。しかし、どうしても競技者目線から抜け出せず、「誰でも参加できる」とは言い難いレベルのレースが繰り広げられています。

 

5000mのレースで1km5分ペースで最下位になるようなイベントは、「誰でも参加できる」とは言えないのが通常の感覚である、ということにイベントを開催する側になって初めて気付きました。

 

OTTはもっとゆっくり走っても全く問題ない雰囲気がありました(それでも30分くらいでは全員ゴールしていましたが)。

 

そして、何よりランナーでなくても参加している感を感じられるという点で、日本でもトップクラスの「誰でも参加できる」イベントです。

 

福岡でなにをやろうか

 

魅力的なイベントなのは間違いない。

 

とはいえ、OTTはやっぱり東京。

 

あんだけの頻度でイベントやって、毎回あんだけのペースメーカーが集まるのもそれはやっぱり東京だからです。

 

九州の実業団選手はめちゃくちゃ強いけどイベントに参加してくれるかと言ったらそういう風潮は関東よりも全然弱い。というか、全くありません。

 

それが悪いというわけではなく、むしろそういう魅力的なイベントが九州にはほとんどないからというだけだと思います。

 

見るだけで楽しい、会場にいるだけで楽しいイベントを福岡でやる必要があります。

 

「誰でも参加できる」ためには、なんなら走る必要もないわけです。

 

走っても楽しい、見ていても楽しいを実現することをWithleteで考えなくてはなりません。

 

僕は観光業に携わる仕事をする中で、福岡、そして九州じゃないと出来ないイベントを作りたいという想いがますます強くなってきました。

 

陸上競技だけじゃ「誰でも参加できる」にはならないということを強く実感する中で、他の何かと組み合わせて、来るだけでも面白いイベントにしてやろうと思います。

 

我らがWithleteの副代表つだには怒られるかもしれませんが、博多のお祭り・博多祇園山笠のような神輿を担いで400mトラックを走ったら何秒のタイムが出るんでしょうか。

 

まあ、さすがにこれはふざけすぎですが、めちゃくちゃハイレベルなレースをするか、ふざけすぎなことをやらないと陸上イベントを見に来る人なんていないと思います。

 

福岡じゃないとやる意味がないというくらいのイベントを作り上げます。

 

まずは8月にナイターでイベントを計画しています。

 

1回では理想に近づけないことは承知の上ですが、出来る限り頭ひねって色々挑戦してみようと思います。

 

刺激的な週末でした。