プロランナーはあっちの世界の人だという潜在意識
こんばんは!
今週は大迫傑選手が現役復帰を発表したことで陸上界が盛り上がりましたね。
現役選手、ファン関わらず多くの方がまた大迫選手の走りを観ることが出来ることに対して、喜びの声を上げていました。
かくいう私もその一人で、今の陸上界で唯一と言ってもいい「誰もが知っているランナー」である大迫選手が、しかも、24年の「パリ」にではなく28年の「ロサンゼルス」に焦点を当てているという...
本当に楽しみです。
その一方で、私はこんな気持ちも抱いてしまっていました。
また、あっちの世界へ戻っちゃうんだ...
これ、皆さんの中で共感して下さる方はいませんか?
大迫選手はアメリカで黙々とハードなトレーニングを積んでいたことやメディアで取り上げられるイメージから、「自分とはもっとも遠い存在」という実感がありました。
大きなレースを終えられると、キッズ向けの陸上教室をされていたり、精力的な活動をされていましたが、休養期間を終えると修行僧に戻っていく感じ。
毎回、トレーニングに戻っていかれる時期のSNSを拝見すると、「ああ、また戻っちゃうんだ...」というちょっと寂しい気持ちがありました。
大迫選手のような有名なランナーが「市民ランナー側の世界に来てくれてる」という気持ちがあったのでしょう。
ランナーの中にそんな壁はないはずなのですが、どうしてもそう思ってしまう自分がいました。
大迫選手が引退を発表されてから普通に東京の公園で走ってる目撃情報を多数耳にして、もうレースで走りが見られないのかという寂しい気持ちと、「こっちの世界で走ってる!」という嬉しい気持ちが両方ありました。
それが、今回現役復帰ということで、「またあっちの世界へ行っちゃうんだ」という寂しい気持ちもあったりします。
大迫選手に限らず、多くの実業団選手やプロランナーの方は「あっちの世界の人だ」という認識を潜在的に持ってしまっています。
でも、「憧れの対象」であってほしいそういった選手たちにそういう思いを抱くのはある種普通のことなのかもしれません。
大迫選手の話に戻ると、大迫選手は今回の休養期間で現役でも引退してても関係なく、多くのランナーに影響を与える方だということを改めて実感しました。
ほとんどの陸上選手は、良くも悪くも陸上選手の中でのコミュニティだけで全て完結していて、陸上競技以外のことではそれほど勉強熱心な方がいないイメージです。あくまでもイメージです。
ただ、大迫選手は他の分野の方々とも交流を持って多くの情報をインプットし、それを陸上界に落とし込んで発信されています。
私は、走りは真似することは出来ませんが、色々なことから学ぼうとする大迫選手の姿勢を心から尊敬しています。
そんな選手が現役に戻るというニュースを聞いて、嬉しい気持ちと寂しい気持ちが入り混じったという記事でしたが、これからまた精一杯応援させてください!
今日も読んで下さり、ありがとうございました。