Withlete代表のブログ

~福岡で陸上を愛する全てのランナーを繋げたい~

社会人になっても走る理由

皆さん、こんにちは!

今日はあるあるだけど、実はちょっぴり嫌なんだよな~と感じているあの質問について書いていこうと思います。

 

「走ってて楽しい?」はナンセンス

私は、小学生の頃から陸上競技をしてきましたが、よく受ける「あるある」の

質問を何度も受けてきました。

 

「走ってて楽しい?」「何のために走ってるの?」

 

基本的には、陸上競技をされたことがない方から聞くことがほとんどなのですが、

はっきりと言えば、この質問をされた時に気持ちよくなったことはありません。

 

なぜなら、理由は2つあります。

 

1つは、

「何のために走ってるの?(あんなきつい思いをしてまで走るっておかしな人だね)」

というカッコつきのニュアンスが含まれている場合がほとんどだからです。

 

もちろん、この質問をしてくる方の中には、敬意を持って純粋な気持ちで尋ねている方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、このバカにするようなトーンでされることが多いこの質問は筋トレをする方に、

「何のために筋トレをしているのか」

と聞くのと同じでたいていの場合、ナンセンスな質問だと感じます。

 

ただ、なぜこの質問をされると嫌なのか、というのにはもう一つ重要な理由があります。

 

それは、

この問いに自信を持って答えられる答えがないから

です。

 

学生までは目の前の試合に向けてひたすら練習をしていて、なぜ走っているのと聞かれれば「試合があるから」でした。

 

私の場合、社会人になってもいけるところまで記録を伸ばすことに挑戦したい、自己ベストを更新したいという気持ちはあります。

 

具体的に言えば、1500m3分台、5000m14分台というのは現実的な目標として持っています。

 

福岡のちょっと速い市民ランナーの1人くらいには数えられたいなあと思いながら走っている訳です。

 

そして、そのおまけでちょっとでもカッコよくスーツが着こなせればいいなと思ってるくらい(笑)

 

でも、あまり敬意も持たずにこの抽象度の高い質問をボンっと投げかけてくる方には、おそらく「自己ベストを出したいから走っています」と言っても、どうせ理解してくれないだろうという気持ちがあります。

 

だからこの質問が嫌いなんでしょう。

 

ただ、自分でも正直分かっているんですよね。

 

世間一般から見ると小さな目標の割に、たくさんの時間を犠牲にする。

 

結構アホだなと。モテないだろうなと。

 

もう1時間寝たいところを我慢して早起きして朝練習して、会社から帰ってきてすぐにご飯食べたいところを我慢して走りにいく。

 

先輩からご飯に誘って頂いていたのに、走りに行っていたせいで行けなかったことも何回かありました。

 

こう書いているとはいえ、僕は真面目とは言えないランナーなので、お酒も飲むときは飲むし、練習をさぼる時もあります。

 

ただ、基本は走ることを中心に1日が回っているので、走ることのために1日に何度かは我慢が要求されることがあります。

 

頑張っている姿は美しい。

 

とは言うものの、みんなで行くご飯や飲み会にたくさん参加し、カラオケに行ってワイワイやって。

 

現実、そっちの方がモテそう。

 

あんな汗だくでゼエゼエ走って、その割に結果がもてはやされる訳でもない。

 

それでも私が社会人になっても走る理由は、完全なる自己満足に浸りたいからです。

 

「みんながゆっくりしている時に走ってる自分ってすごい」

 

と自分に酔える時間を1日の中に数分でも持てることって素晴らしいことなんじゃないか、とも思います。

 

社会人1年目の私は職場では実力不足を感じることばかりですし、自信を失うこともたくさんあります。

 

しかし、数分でも自分に自信を持てる時間を持っているというのは、精神衛生上、すごく必要な時間です。

 

他のランナーの方がなぜ陸上をしているのかというのは、聞くことがないので分かりません。

 

世間の人が納得し、すごいと思ってもらえるような素晴らしい理由を言える方も多くいらっしゃるはずです。

 

ですが、私のように改めて聞かれると戸惑うけど、突き詰めれば自己満足だなという方は多くいらっしゃると思います。

 

れでも、ランナーはその方なりの誇りを持って走っています。

 

大した記録を持っていない私でも自分が陸上を通して出会った人々や得ているものに誇りを持って生きています。

 

今年の陸上日本選手権で話題となった #誇りをまとうために という言葉の通り、いや、少し大げさかもしれませんが、日々走っているのだと思います。

 

 

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誇りをまとった瞬間

 

ランナーという生き物は、きついことやってるけど、私みたいにそんなに大した理由はなかったり、楽しいから走っているという訳でもない方が多いということは知っておくといいと思います!(笑)

 

ということで、今日は、自分が走る理由について考えてみました。

 

読んでいただきありがとうございました!