Withlete代表のブログ

~福岡で陸上を愛する全てのランナーを繋げたい~

マネージャーと選手の関係性について

こんばんは!

 

今日は僕が考える選手とマネージャーの関係について書きたいと思います。

目次

 

1.選手とマネージャーは対等か

 

結論から言うと、マネさん大好き!ということなのですが、僕がどうしてマネさんに対して感謝心を持つべきなのか、について考えました。

 

まず、僕は選手とマネージャーはチームの中では対等な関係であることに異論はありません。選手のお手伝い役がマネージャーという構図ではなく、選手とマネージャーは、チーム全体の共通の目標やスローガンに向かって一緒に戦う仲間だからです。

 

そして、選手とマネージャーは入部を決める時、それぞれ自分がやりたいから入部している、ということにも異論はありません。

選手は自身が競技を極めたいから選手として入部するのであり、マネージャーは自分は選手としてではなく、別の角度からその競技に関わりたいという思いで入部するのでしょう。

 

もちろん、他にもそれぞれ様々な理由が存在するはずですが、少なくともマネージャーは、選手のためのボランティア精神や奉仕精神よりも、「自分がしたいから」という気持ちで入部してくれているのでしょう。

ですから、選手もマネージャーも普段、チームの中で区別する必要はありません。

 

しかし、対等である選手とマネージャーの関係性の中で、一つだけ分けて考えなければならないことがあります。

それは、「選手がマネージャーを募集している」ということです。

 

様々なチームで「マネージャー募集中!」という広告やSNSのアカウントを見かけますが、選手のいない組織がマネージャーを募集しているのは目にしたことがありません。

それは当たり前ですよね。

 

少なくとも、募集の際は「(選手がもっと競技に打ち込みやすくするために)マネージャー募集中!」という見えない()が付いています。

 

この時点で、選手はマネージャーに対して、「してもらう」側になっていることは間違いありません。そして、実際、日々の練習や試合でたくさん助けてもらっている訳です。

 

マネージャーの立場からすると、「私たちは好きで入ったのだから、そんなこと言ってくれなくていいよ」と言う方は多いです。それは、マネさん側が思うことであって、選手側が思うべきことではないはずです。

 

2.毎日「ありがとう」を伝えたい

僕は、日々の練習でタイムを計測してくれたマネさんには、ゴールして息が整ったらすぐに「ありがとう」と伝えるようにしています。

 

たまに言うから重みがある言葉は存在しますが、僕はマネさんに対しての感謝の言葉はその理論は通用しないと考えています。

 

なぜなら、マネさんのやりがいは「選手の反応」であるはずだからです。

 

選手は、日々記録が向上したり、誰かに勝ったり、出来なかったことが出来るようになることが「やりがい」です。

1年に一回しか喜びがないことについて頑張ろうと思える人ってほとんどいないですよね。日々、競技を通して成長を感じることが出来るから、選手はもっと頑張ろうと思えます。

 

それでは、マネージャーはどうでしょう。

陸上部のマネージャーの中で、「ストップウォッチが好きだから」という理由でマネージャーになった方っていらっしゃいますか?

Stay Home期間中、「家で10秒ピッタリゲームを1日中やってました!ストップウォッチ、LOVEです!!」なんていう方はほぼいないでしょう(いたら申し訳ありません)。

 

タイム計測、アイシング氷準備、タイム記入など、それらの行為一つ一つが好きだからマネージャーをやってくれている訳ではないはずです。

マネさんは、自分の働きによって、選手が少しでも競技がしやすくなり、満足そうに練習を終えてくれること。それがやりがいではないでしょうか。

少なくとも、僕がこれまでお世話になったマネージャーの先輩方は、卒部の際、このようなことがやりがいだとおっしゃっていました。

 

選手はマネさんのおかげで練習がより良く出来た、ということを伝えるのは、「競技の結果」だけでなく、「口」で毎回行うべきです。

毎日の「ありがとう」がマネさんのやりがいとなり、お互いの信頼関係につながると思っています。

 

マネージャーの日々のやりがいを作るのは選手の役目です。

 

挨拶、感謝の言葉は「相手を受け入れます」というサインです。

 

そこに、性格、学年の問題は関係ありません。

 

今、チームにマネージャーがいない選手も、このことだけは肝に銘じておいてほしいと思います。

 

マネージャーさん、いつもありがとうございます!

LOVE注入♡