Withlete代表のブログ

~福岡で陸上を愛する全てのランナーを繋げたい~

10/30(日)福岡マラソン2週間前練習会開催!

 

 

あっという間に10月も終わりに近づいてきました。

 

最近は駅伝や長距離記録会がたくさん開催されていて、毎週のように皆さんの自己ベスト報告を目にします。

 

僕も勢いをお借りして頑張りたいと思います!

 

さてさて、福岡では11月13日(日)に福岡マラソンが開催されます!

 

そこで、2週間前となる10月30日(日)に福岡マラソン2週間前練習会を開催いたします。

 

練習会開催のお知らせ!

 

概要

場所:福岡市大濠公園

集合場所:宝亭(0m地点)

タイムスケジュール:

9:00 集合・ミーティング・ウォーミングアップ

10:00 10kmスタート

11:15頃 解散予定

12:00 意見交換会と題したただの昼飯(希望者)

→よさげなお店を知っている方は教えてください!

 

今回のメニューは10kmのペース走です。

T.Tに使ってもよし、マラソンペースの確認に使ってもよし、です。

 

完走目標の方でものんびり10km走ってみませんか?

こうやって誰かと一緒にスタートすることで、たとえ走る時は1人でもモチベーションが全然違います。

 

色々な方と意見交換も出来て勉強にもなりますので、是非お越しください。

 

もちろん、福岡マラソンに出場しない方でも参加してくださいね!

 

ラソン3週間前プチアドバイス

今日は福岡マラソン3週間前ということで、フルマラソン経験たったの2回(1回目:2時間49分29秒、2回目:2時間34分56秒)の私から偉そうなアドバイスです。

 

試合までの調整に正解はありません。

 

が、一般的に多い失敗は、直前まで練習をやり過ぎることです。

 

月に500~600km走りこんでいる方と月100km程度の方では、1回の練習のダメージも大きく異なります。

 

3週間前というのは、もうそろそろがっつり追い込むのを終わらせる時期に入ってきています。

 

練習をしっかり積んできた方こそ、逆に不安が多くなってくる時期ですが、もっとも大切なことは、疲労を出来るだけ抜いてスタート地点に立つことです。

 

がっつりとした距離走もこの時期までが最後にした方がいいかなと個人的には思います。

 

長い距離を走るならジョグのペースで十分かなと思います。

 

これまで練習をしてこなかったことに気付いた方も、逆にここから一生懸命練習すると故障したり、試合の日に疲れMAXで臨むことになります。

 

3週間で自分の実力を伸ばすというのは無理です。

 

せめて2週間前くらいからは走行距離も落として、ポイント練習のボリュームも減らしていくことをオススメします。

 

2時間55分を切りたい方へ

実は、私も福岡マラソンを走ることになりました!(笑)

 

知り合いの方のペースメーカー(2時間52~55分くらい)をやります。

 

1km4'01~03くらいを永遠と刻む予定ですので、もし、その辺りで自己ベストを狙いたい方いれば、ついてきてください!

 

集団で走った方がいい記録が出ると思いますので、是非田中アスキをご活用ください。

 

 

 

会社選びはほぼ運ゲー。

社会人になって1年半も経った。

いつの間にか10月になり、社会人2年目も後半を迎えようとしている。

この1年半に自分はどれだけ成長出来ただろうか。

やれることは全部やってこれた、と胸を張って言えるレベルにははるかに程遠い。

 

日々、仕事をする中で、目の前の仕事にいっぱいいっぱいになるあまり、今後のことなどをじっくり考える時間は、正直なかった。

目の前の仕事に熱中出来ているという言い方もあるかもしれないが、それはあまりにも美化し過ぎているし、何の結果も残していない今の現状に対しては、あまりにも恥ずかしい程だ。

 

ただ、今やっている仕事に対しては、「ある程度」やりがいを感じているし、毎日仕事をすることに対して、やる気を持っている時点で恵まれた環境にいるのは事実である。

 

会社選びなんて運ゲーだ。

 

社会人になって1年経つと、ちらほら「○○が辞めた」という噂が耳に入ってくる。

そういう話題にはあまり関心はないが、「唯将来に対するぼんやりとした不安」を抱える時期だと思う。

 

中には、「辞める」ことに重点が行き過ぎて、会社を辞める話しかしない人もいる。

人間関係の問題で今すぐ辞めたいという理由もいるだろうが、「辞める」という行為に対し、「自分はこの組織を達観した目で見ることが出来ている」となかば誇らしげに感じ、「おれは転職活動をしている」と自慢する者もいる。

※こういう人は案外辞めない。

 

自分とはあまり馴染めないタイプではあるが、ただ、一方で正しいと思うこともある。

なぜなら、会社に入ると、あまりにも自分ではコントロール出来ないことが多すぎるからだ。

いや、これは会社だけではなく、学生の部活でもそうかもしれない。

 

組織に入れば当たり前のことだろう。

 

そもそも、これだけ無限にある会社の中で、自分に100%合った会社を選ぶなど不可能であるし、その多くはハズレな選択である場合がほとんどだ。

就職活動でよほど熱を入れて会社を調べあげない限り、その会社の本当の姿など分からない。

事務職のように基本1日中同じ場所に座る仕事であれば、隣の人次第で居心地だって変わるだろう。

運ゲーである。

 

「社長でも誰でも○○さんと呼ぶ”さん付け”活動をしているアットホームな会社」を謳う会社は多い。

でも、本当に雰囲気の良い会社はわざわざそんな訳の分からない活動をしなくても、コミュニケーションは上手くいっているだろう。

上手くいってないからそういう活動をしているはずだ。

 

どんな環境でも存在感を示すこと

あれこれ考えていたらやはり自分に合う会社なんて選ぶことはほとんど出来ないし、簡単に組織風土や他人の考え方は変えることが出来ない。

 

そう考えると、やはり、確固たる自分を築くことにフォーカスしないといけないと思う。

社会人の大抵の悩みが、同じ職場の方との人間付き合いであるが、毎日飲み歩く必要は100%ないと思う。

飲むときは思いっきり飲んで楽しみたいが、そればかりになると気力や時間を吸い取られてしまい、本当にやらないといけないことに情熱を注げなくなる。

 

職場のイベント事があるのであれば、そういうのは大切にした方がいいと思う。

でも、自分の時間を確保することが、社会人にとって最重要課題であり、最大の難関である。

 

自分が尊敬する人の多くは、どんな環境であれ、必ず存在感がある。

変えられない環境に文句を言うことに労力を使わず、どんどん勉強していつの間にか遠くに行ってしまっている。

そんな姿勢に憧れるし、自分もそういう風になりたい。

 

最後にこれだけは言わせてくれ

珍しく、長々と真面目なことを書き綴ったが、会社選びに悩む方にこれだけは言わせてほしい。

 

通勤時間は極めて重要。

 

通勤時間も1つの労力である。

朝、自分の為に使える時間が大きく変わる。

運動も出来るし、勉強も出来る。

夜中の1時まで飲んでも7時間睡眠が取れる可能性を秘めている。

 

さあ、アットホームな会社より、職場に近い家に住もう!

※自分の場合、偶然近かっただけ。

 

 

 

走るのを諦めた夏

ご無沙汰しております。

 

今日はほとんど走らなかった8月~9月上旬について書いていきます。(笑)

 

理想とかけ離れた夏

 

最近、朝晩はようやく涼しくなってきましたが、8月はあまりの暑さにほとんど走ることが出来ませんでした。

 

夏=走り込みのイメージが強い長距離の世界ですが、冷静になって考えてみると、1年間で1番走り込みに向いていない季節が夏だと思います。

 

私も例年夏は距離を踏むことに重点を置いてきたのですが、今年は諦めて軽い練習にすることにしました。

 

本心は、じっくり走りこんで脚作りをしたかったです。

 

なので、「夏の走り込みは意味がない」という記事と捉えられるのは私の考えに反します。

 

ただ、昨年から社会人になって、大きく変わったのは、

  • 合宿に行けない
  • 夏休みがない

という2点です。

 

夏に九重合宿に行けていた高校・大学時代は本当に恵まれていたなと改めて実感しています。

 

暑くても30℃の世界で走るのと、涼しくて30℃の世界で走るのとでは、身体が感じる負荷は全くレベルが違います。

 

今年の夏も朝6時に起きてジョグをしていたら、脈があり得ないくらい高く、30分走るのがやっとでした。

 

仕事で感じるストレスや疲労の蓄積ももちろん重なっているのでしょう。

 

夏に平地で仕事をしながら走りこむのは不可能だと感じ、8月は走れる時に30分程度走る、あるいは完全に休む日の方が多くなりました。

 

9月中旬からしっかりと練習を再開しましたが、走らなかったことに対しては大きな負の感情はありません。

 

むしろ、ポジティブな気持ちでいます。

 

ベストを作るよりも最悪のケースを回避する

私自身の経験や周りの多くのランナーを見て感じたことは、長距離選手は完璧主義者が多いということです。

 

良くも悪くも走ることに憑りつかれてしまい、ベストな練習計画に沿わないと気が済まない、という方。

 

めっちゃ気持ち分かります。

 

私も1週間の練習メニューを立てて、この日にポイント練習をして次の日は25kmのロング走!みたいに、1度決めたらずらすのも嫌なタイプだったので、よく分かります。

 

夏の距離走は頑張れる系の人間で、秋の記録会には疲れが出て全く結果を出せないことばかりでした。

 

夏に走りこんだ=秋に結果が出ないというのはあまりに短絡的ですが、自分でベストだと思ったプロセスが実際はそうではないことは多々あります。

 

練習の割に意外と走れたと感じたということは、ランナーなら何度も経験しているはずです。

 

走りこんだことが秋の結果に繋がる事例もたくさんあると思いますが、私がこの記事で書きたかったのは、「夏にそこまで走りこまなくても秋・冬で結果は残せるんじゃないか」という考え方です。

 

8月は休んで、9月で基礎体力戻して、10月に試合向けの練習やって、11月に試合で結果を出す、という流れでもいけるんじゃないか。

 

それがいけるなら、夏のクッソ暑い中、体調崩しかけながら走ることなんてないんじゃないか。

 

陸上に対してのめり込まなくなった自分の方が、もしかしたら速く走れるんじゃないか。

 

要は、夏に走りこむのはいつの試合の為?

 

どこで自己べストを出したいの?

 

その練習は何でやっているの?

 

という、試合に向けて絶対必要な「考える作業」をすっ飛ばして、「夏だから走りこむ!」というのは、ちょっともったいないと思います。

 

もしかしたら、もっと楽に速くなれるかもしれないし、そんな甘いものではないかもしれない。

 

でも、考える作業を止めて陸上に向き合うよりも考えながらやった方が、絶対楽しいし、何より心身ともに健康で競技に向き合えると思います。

 

なので、私が秋に結果を出せるかどうか、出なかったら鼻で笑ってほしいし、出せたら何で自分が自己ベストを出せたのかを冷静に分析して頂けたらと思います。

 

ま、まずは走ることをみんなで楽しみましょう!

 

今日も読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

vs藤井翼さん年間対決シリーズ第3戦の結果と振り返り

みなさん、こんにちは。

Withlete代表のあすきです。

 

昨日7/17(日)大牟田市で開催された大牟田チャレンジゲームズ1000mでAileRC代表の藤井翼さんとの直接対決第3戦目を行いました。

珍しく翼さんの前でレースを進めています。



結果

男子1000mタイムレース決勝2組

2着 藤井翼 2’35”24

5着 田中飛貴 2’38”18(自己ベスト)

 

藤井翼さんに敗れ、結果としては通算1勝2敗となってしまいました。

レース展開や試合前、後の様子は後日YouTubeにアップするので、そちらをご覧ください。

 

今回は、過去2戦と違って1000mと分類としては中距離に入る種目でした。

2'35"18でFinishした翼さん。

3秒差で負けました.....



中距離に対する自信

私は中学生までは800m、1500mの方が得意というイメージを持っていました。

現に中学時代の自己ベストは、800m2’04(県で10位)、1500m4’19(県で20位)、3000m9’26(30位以降)と短い距離の方が記録水準も高かったです。

 

高校以降は故障も多く試合もあまり出場しておらず、1500mに至っては高校1年の4月に4’16で走って以来、大学まで出場することはありませんでした。

大学では単なる練習不足もあり、試合では4‘20程度と大した結果も残していません。

 

最近は、基本は長距離の練習に取り組んでおり、定期的に400m×10(67”~68”)r=3分など長距離のレースよりは速いスピード練習を入れる程度でした。

ましてや、200mを30”を切るような練習は1回も行っておらず、中距離を速く走る練習をした実感はなかったので、自信がつく機会も特にありませんでした。

 

対して、翼さんはご自身でもスピード持久力には強い自信を持っており、あまり練習をしていなかった6月上旬の久留米での記録会では1500mを4’03で走っています。

よって、今回は距離に対する自信は翼さんの方が高かったように思います。

ゴール後の対照的な2人。勝者と敗者。

 

直近の練習状況

私は、前回勝利した6月中旬の福岡市民陸上以降も順調に練習が積めており、身体も春から2kg程度絞れていました。試合直前に体調不良がありましたが、勝負に影響する程ではなく、良い準備が出来ていました。

 

対する翼さんは足底筋膜炎をかばいながら走っている状況で、満足のいく練習は到底出来ていません。(と本人が言っておりました)

 

「1000mまではごまかしが効く」とよく言いますが、私自身は「ごまかしが効く」種目などないと思っており、1000mだとしても練習・実力不足であれば、どんな距離であれ失速すると思っています。

 

よって、不利な中距離であれ、練習状況が順調な私は必ず勝てる気でレースに臨みました。

ゴール後、いじけて桃ゼリー

 

走り終えて

それでも負けたのは、やはり翼さんの1000mの実力がすごかったということです。

陸上中距離・長距離をやっている方であれば分かると思いますが、練習状況が良くない中で1000mを2’35で走るのは相当な走力がないと難しいものです。

改めて翼さんの中距離の強さを感じました。シンプルに拍手。

 

私も悔しいのひとことに尽きる結果となってしまいましたが、2’38で走れるんだという驚きもありました。しっかり最後まで身体が動き、練習では出さないようなスピードも試合では出すことが出来ました。

 

私はインスタグラムで練習日誌を公開していますが、私の練習を見ている方からすれば意外な記録だったと思います、なんせ1km3’00を切るような練習をほとんどしていませんし、jogばっかりな印象を受けるはずです。

 

ただ、これを見てスピード練習をしなくても速くなると捉えるのは恐らく間違っていて、「jogや長距離の練習だけでもここまで走れる、スピードを融合させればもっと走れるはず」だと考える方がいいと思います。

私もこの練習内容で満足している訳ではなく、もっと練習すべきだとは思っています。

 

仕事が遅くなったり、面倒だったりするのでやらないだけで本当はやった方がもっと速くなると思います。

 

今回は中距離における長距離練習の重要性を伝えられたのではないでしょうか。

と勝手に自分自信を正当化しておりますが、こうでもしないと負けたことの悔しさを抱え込むことになるため、こうやって書いています。

 

実際、めちゃくちゃ悔しいので、残り9戦、全勝する準備をしていきます。

 

次戦は、8/14(日)FABPRO夏の大運動会にて行います!

種目は「申告タイムピッタリ1000m」!

 

12番勝負の中で唯一全力疾走しない戦いとなります。

 

自分の体内時計を信じて翼さんを倒します。

 

イベントについてはエントリーを開始しております。

 

ホームページに特設サイトを開設しておりますので、こちらからお申込みください

おかべの試合を見つめる私と副代表まきし。

 

Withleteからはおかべも出場。社会人デビュー戦を終えました!

FABPRO.jpサイト制作チーム。Withleteの谷口みずきさんも60mに出場。サイト制作に大きく貢献してくれている土山くん(後列1番右)も駆けつけてくれました!

 

FABPRO.jp、始めています。

こんにちは!

 

皆さん、実は、私たちの活動の中で今後の核の1つとなっていく「とあるもの」が公開されているのを知っていますか?

 

その名も!

FABPRO.jp

 

ファブプロドットジェーピーです。

 

コンセプトは「福岡の陸上競技・ランニング情報をまるっと詰め込んだ「かゆいところ」にも手が届くサイトです。

 

福岡で陸上競技、ランニングを楽しむ方々にしか役に立たないくらい、細かい情報まで載せていく予定です。

 

現在、主なコーナーは4つあります。

 

  • 大会情報
  • 競技場情報
  • 練習場所
  • 記事

 

1.大会情報

http://fabpro.jp/race/

地域、種目、区分など検索機能付きでカレンダーからも選択可能です。

 

2.競技場情報

http://fabpro.jp/stadium/

意外と多い福岡県内の競技場。あすきのイチ押し!の競技場も書いています。

 

3.練習場所

http://fabpro.jp/trainingpage/

,ランニングにぴったりな公園、jogコースをどんどん載せていきます。

あなたしか知らない練習場所まで教えてもらうかも??

 

4.記事

http://fabpro.jp/article/

福岡のクラブチーム、陸上部の紹介記事やランニングに有益な情報などを掲載していきます。ここに載ったら嬉しいサイトにしたいです。

 

まとめ

掲載したい情報がたくさんあり過ぎるサイトです。

皆さんに記事や内容募集をすることも今後あると思います。

みんなで育てていくサイトにできたらいいな。

 

楽しみにしててください!

 

 

8/14(日)FABPRO夏のラン祭り、開催します!

皆さん、今週はWithleteにとって重要な発表が2つもありました。

 

その中の1つ目について、今日は告知させていただきます!

 

まずは、この動画をご覧ください!(お時間忙しい方は、下へスクロールどうぞ)

youtu.be

 

そうです、2年ぶりに久留米でイベントを開催します!!!

 

ついに来ました。

 

FABPRO夏のラン祭り開催ですよ。

 

くっそ暑いので17時から競技開始にしようと思ってます。

 

800、1500、3000、申告ぴったり1000m、4×200mRで締めようかなと。

 

どうですか?みんな出たくないですか?

 

エントリー開始は7月中旬を予定しているのでもうしばらくお待ちください。

 

僕らのイベントは大体ふざけているので息抜きの時期にはぴったりではないでしょうか。

 

練習代わりに全部出てもらっても構いません。

 

ボランティアやペーサーも募集したいと思うので、お力添えいただけないでしょうか。

 

何とか成功させたいと思っているので、皆さんご協力の程よろしくお願いします!

 

それでは、8/14に久留米でお会いしましょう!

頑張っていて伸びない人へ。

THE MATCHを観て

先週、那須川天心 vs 武尊という世紀の一戦が行われた。

その他にも15試合が行われ、日本中が盛り上がった1日となった。

 

「いつ死んでもいいという気持ちで練習してきた」

 

そんな涙ぐましい努力の結晶に多くの人々は魅了されたのだろう。

自分は、格闘技のことは分からない。

それくらいの気持ちじゃないと勝てないスポーツなのかもしれない。

 

だが、陸上競技において、「死んでもいい」という気持ちで練習していい結果が出ている人を見たことがない。

 

「走ることに全てを捧げます」というランナーにも、週5で楽しく走っていた自分が勝てることも多くあった。

練習の記録は相手の方が格段に上であっても。

 

自分は高校生の時、とにかく走りこめば速くなる、体重が軽ければ軽いほど速くなると思い込んでいた。

自分では「頑張っている」と思っていたし、人生で1番身体を酷使していた時期だった。

 

でも、「頑張っている」自分に何度も裏切られた。

 

この文章を読んでいるみんなはどうだろうか。

頑張っていて、速くなっているだろうか。

毎日を前向きな気持ちで過ごせているだろうか。

 

もし、そうであればあなたの頑張りは成果につながる頑張りなのだろう。

もし、そうでないあなたは冷静になって立ち止まってほしい。

 

毎日身体を追い込んで、死ぬ気で頑張って、それでも速くならず、身体が重く、不安な気持ちから抜け出せない状態になっていないか?

 

そうなっているのに、「いつか努力は報われる」と思っているのであれば、それは間違いだ。

その状態でその頑張りを続けていても、一生脚は速くならないし、出したい成果は出ない。

逆に言えば陸上競技はそんなに甘くない。

 

そんな単純なことで成果が出るのであれば、この世の中のランナー全員が恐ろしく速くなっているはずだ。

しかし、頑張っていて記録が伸び悩んでいる人の方が大勢いるのが現実だ。

 

ここから、自分が練習を頑張りたくないことを正当化していく文章を書いていく。

 

歯を食いしばってまで走りたくない

自分はきつい練習をしたくない。

途中でやめてしまったり、離れたりするような練習は絶対したくない。

でも、それはただ楽したいからではない。

 

そうしなくたって自己ベストを更新できることを知ってしまったからだ。

 

むしろ、練習で途中で離れたり、泣きながら走ったり、止まってしまうより、少し遅くても笑える余裕を持ちながら最後まで走る選手の方が試合では速く走ってしまうのが現実だ。

 

頑張っているように見えるのは前者、楽しているように見えるのは後者なはずだが。

 

しかし、頑張っているようで結果が出ない前者に属する人の方が、実は何も考えずにテキトーに走っている。

 

練習目的を理解していれば、そもそも最後まで走り切れないペース設定を選ばない。

試合の為の練習だと思っているのであれば、途中で離れるというような、試合での再現性が全くない練習を行わないはずだ。

 

後先考えずに走るからきつい思いだけは人一倍で、試合では悲惨な結果に終わってしまう。

 

それよりも最後まで余力を持って練習を終えている選手は、「自分はこのペースであれば最後まで持つので試合ではもう少し出力を上げても大丈夫なはずだ」ということを学習している。

 

身体へのダメージも少なく、明日もいいjogが出来る。

 

楽しているように見える選手が試合で勝つことが多いのは、実はそういう選手の方が「試合で結果を出す」ために頭を使えている。

 

頑張っている自分に酔いたいだけなのか、本当に試合で結果を残したいのか。

 

前者であれば、実にならない頑張りを続けていてもいいと思う。

後者であるのなら、この文章を読んでイラッとするだろうし、自分は違うと思いたいだろうが、冷静になって考えてほしい。

 

そして、もっと楽な練習をしていったん自分の心に余裕を持ってほしい。

 

もし、この文章を読んでお悩み相談があればDMを送ってほしい。

 

自分は大学3年生の始めまでは頑張る自分に酔っているだけの人間だった。

その時が5000mは16分1桁でしか走れなかった。

だが、とあるきっかけで頑張るのを止めたところ(楽な練習を増やし、歯を食いしばってしか出来ない練習をやめたという意味)、大学4年では3000m8'47、5000m15'20で走れるようになった。

 

恐らく今年は14分台に突入出来ると信じて楽な練習を続けている。

 

そういう自分なので、この体験をもっと他の人に伝えて「楽に速くなる」ランニング人口を増やしたいと考えている。

 

具体的な練習のアドバイスや根本的な考え方まで伝えられることは多々あるはずだ。

 

自分もそれを見せられるように今年は自己ベストを更新したいと思う。